惑わされない歩み
2024年11月10日 創世記13:1~18、ガラテヤ3:1~14 関 伸子牧師 「ああ、愚かなガラテヤの人たち」。開口一番、厳しくガラテヤのキリスト者たちをしかりとばすパウロ。「愚かなガラテヤの人たち」。これは「物分かりの悪い」とも訳せる語で「無理解な人」、「分からず屋」を意味しています。理解力の不足ではなく、理解をまちがえた、ということです。しかし、次の瞬間にはやさしく問いかけます。「誰があなたがたを惑わしたのか」。十字架につけられたイエス・キリスト[…続きを読む]
キリストの献身
2024年11月3日 イザヤ44:6~17、ローマの信徒への手紙3:21~31 関 伸子牧師 ローマの信徒への手紙は、第3章21節は、「しかし今や」と言って、新しい話がはじまります。神の義は福音の中に記されたのである、これが言いたいことのすべてです。人間は、人をさばく罪、人をさばくことによって、ようやく自分をささえる、そういう心があります。信じるということは、さばくことを止めるということです。 神が人間に言うことのできた最も良い言葉を、パウロは「イエス[…続きを読む]
大いなる救い
2024年10月13日 士師記11:29~40、ヘブライ9:1~14 関 伸子牧師 ヘブライ人への手紙は新約の手紙の中では特殊のものと言われており、本書は「勧告の言葉」(13:22)、つまり説教です。「最初の契約にも、礼拝の規定と地上の聖所とがありました」と第9章1節に記されています。ここで、礼拝の話を始めています。今日の箇所の直前の13節には「神は『新しい契約』と言われることによって、最初の契約を古びたものとされたのです」と記されています。何が新しくな[…続きを読む]
キリストにあって生きる
2024年10月6日 ヨブ42:1~6、フィリピ1:12~26 関 伸子牧師 パウロは獄中にあることも福音の前進に役立ったと確信し、宣教への熱意を語ります。福音の前進と書いてあります。「前進」とは、「前」を「打ち」砕きながら進むことを意味する強い表現であり、軍隊の更新をも示すことを考慮すると、この13節でパウロは、イエス・キリストにおける平和の福音の力が、ローマ軍の力よりも勝っており、そのローマの兵営にまで侵入していることを力強く説いているのです。 パ[…続きを読む]
死に対する勝利
2024年9月22日 イザヤ25:7~10、コリント一15:50~58 関 伸子牧師 今朝は、先に天に召された方々を覚えて召天者記念礼拝をささげます。週報に召天者名簿がはさまれています。その名簿にある方たちの多くは、この礼拝堂で共に礼拝をささげられた、私たちが親しくしていた方たち、その愛する家族でした。 今年は3月7日にOMさんが天に召され、13日に葬礼拝を行いました。90歳の地上の命でしたが、若い日に洗礼を受け、生涯、主の業に励んだ方でした。阪神・淡路[…続きを読む]