カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • ぶどう酒がなくなった結婚式

    2024年2 月25日 詩編104:13~18、ヨハネによる福音書2:1~11 国立のぞみ教会 唐澤 健太_牧師  「ぶどう酒がなくなりました」(3節)。主イエスが招かれていた婚礼の席で、母マリアの訴えから「カナの婚礼」の物語は始まる。婚礼の席においてぶどう酒はなくてはならないものであり、ぶどう酒が尽きてしまうことは「恥」でもあったと言われる。結婚式のピンチである。また、イスラエルの人々にとって「ぶどう酒」はただの酒ではない。イスラエルの人々にとってぶどう[…続きを読む]

    祈りの路づくり

    2023年4月23日 サムエル記上1:12~20、コロサイの信徒への手紙4:2~6 国立のぞみ教会 唐澤 健太牧師  「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい」(2節)。パウロはコロサイの教会の人々に宛てた手紙の最後に書き記した。「ひたすら祈る」とはどういうことか? もちろんひたすら祈るとは24時間365日祈るということではない。そんなことは不可能だ。教会では時々「連鎖祈祷」と言って、ある期間、あることのために誰かが必ず祈っているということをする。しか[…続きを読む]

    平和を願い、これを追い求めよ

    2022年7月31日 東京四教会合同主日礼拝 イザヤ11:1~10、ペトロ一 3:8~12 唐澤 健太牧師(国立のぞみ教会)  「平和を願って、これを追い求めよ」(11節)。これが今年の東京四教会合同主日礼拝に与えられた御言葉だ。2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、戦禍はいまも続いている。平和を願い、追い求めることは私たちの危急の課題だ。 「命を愛し、幸せな日々を過ごしたい人は、舌を制して、悪を言わず、唇を閉じて、偽りを語らず、悪から遠ざかり、善を行[…続きを読む]

    わたしについて来なさい

    2022年2月27日 エレミヤ16:14~16、マルコ1:14~20 唐澤 健太牧師(国立のぞみ教会)  「私に付いて来なさい。人間をとる漁師にしよう」(17節)。ガリラヤの漁師4人がイエス様の弟子に招かれる物語が与えられた。マルコが描く漁師たちの召命物語はとても衝撃的だ。マルコによれば、ペトロたちはイエス様と初対面にも関わらず、しかも、何の奇跡を目の当たりにしたわけでもなく、ただ「私に付いて来なさい」という招きに、「すぐに網を捨てて従った」というのだ。 […続きを読む]

    いつもあなたがたと共に

    2021年7月11日 ヨシュア記1:5~9、マタイ28:11~20 国立のぞみ教会 唐澤 健太牧師  小説でも、映画でも、音楽でも「最後」は重要だ。最後をどう締めくくるかによって作品全体の良し悪しが決まると言っても過言ではない。マタイは自らの福音書を閉じるにあたって最後に大切なメッセージを込めたに違いない。  「恐れることはない。行って、きょうだいたちにガリラヤへ行くように告げなさい。そこで私に会えるだろう」(10節)。マグダラのマリアは復活の主に言われた[…続きを読む]