信仰の証人
2023年8月20日 アモス書5:18~24、ヤコブへの手紙1:19~29 関 伸子牧師 ヤコブの手紙は第1章冒頭のあいさつに続いて試練と忍耐について述べ、19節からは、ヤコブの手紙の主要なテーマの一つである「行い」について論じていきます。この手紙が前提にする読者は、知恵の存在を疑い、神の恵みに疑問を感じ始めている人々であります。彼らは試練の中で信仰を失いかけ、現状を運命としてあきらめ、むしろ心地よさや快楽を追い求め始めています。このような人々に向け、こ[…続きを読む]
すこやかな歩みを
2023年8月13日 エゼキエル書12:21~28、テサロニケへの手紙一1:1~11 関 伸子牧師 パウロは第二伝道旅行(49~53年)で初めてギリシアに足を踏み入れ、フィリピについで、テサロニケに教会を設立しました。そこを離れた後も教会の様子を心配し、テモテをテサロニケに送ります。テモテとコリントで合流しますが、彼がテサロニケの人々は信仰にしっかりと立っていると報告したのを受けて、52年頃に、コリントから書いた手紙がテサロニケへの手紙です。 パウロた[…続きを読む]
できる限り平和に
2023年8月6日 詩編122:1~9、ローマの信徒への手紙12:9~21 関 伸子牧師 先ほどお読みしたローマの信徒への手紙第12章に「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に過ごしなさい」とパウロが語った言葉が記されています。これはキリスト者として教会の中のみならず、この世において私たちが覚えておきたいことです。 まず、「愛には偽りがあってはなりません。悪を退け、善に親しみ」(9節)とあります。「偽りがあってはならない」という字は偽善的であ[…続きを読む]