カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • 何も持たない旅

    2020年2月23日 列王記上17:1~7、ルカ9:1~6 国立のぞみ教会 唐澤健太 牧師  主イエスが十二人の弟子たちを派遣するにあたり語られた派遣の言葉は驚くべきものだ。「旅には何も持って行ってはならない。杖も袋もパンも金も持って行ってはならない。下着も二枚は持ってはならない」(3節)。外敵から身を守り、疲れた時の支えとなる杖も、旅先のあらゆる事態に備えて品々を入れる袋も旅の必需品だ。さらにパンも、金も持っていくなと主イエスは弟子たちに命じられた。  […続きを読む]

    イエスの焼き印を身に受けて

    2019年7月14日 イザヤ書66:10~14、ガラテヤ6:11~18 国立のぞみ教会 唐澤 健太牧師  「わたしは、イエスの焼き印を身に受けているのです」(17節)。パウロは手紙を閉じるにあたって、自分が何者であるのかを改めてガラテヤの人々に告げた。焼き印は英語では「ブランド」。その印によってどの店のブランドがわかるように、パウロは「イエスの焼き印を身に受けている」のだ。パウロは、わたしはイエスのものだ。もっといえばわたしはイエスの奴隷だ、と告白している[…続きを読む]

    ドンド・クライ

    列王記上17:23~28、ルカによる福音書7:11~17 国立のぞみ教会 唐澤 健太牧師  「もう泣くなくともよい」(13節)。イエス様は一人息子を失ったやめもに向かって言われた。英語の聖書では“Don’t cry”「泣くな」である。「泣き続けるな」というのが原語のニュアンスのようだ。誰が一人息子の死を経験している母親に「泣くな」と言えるだろうか。  先日、のぞみ教会では8歳の少年の葬儀を執り行った。その子のことも、母親のことも知っていた。棺に抱きつき、我[…続きを読む]

    恵み深い主に感謝せよ

    2018年9月30日 詩編107:1~9、23~32、ルカ8:22~25 国立のぞみ教会 唐澤健太 牧師  「恵み深い主に感謝せよ/慈しみはとこしえに」と/主に贖われた人々は唱えよ」(1−2節)。「共同の働き」を展開してきた東京三教会が初めて合同主日礼拝を実施するのは、「主なる神をほめたたえる」ために他ならない。集う者たち一人一人に固有の「人生の旅路」がある。その旅路の最先端が「今ここで」交わっているのだ。これは神の不思議な御業に他ならない。私たちが共に集[…続きを読む]

    逆風で悩む中に

    2018年7月8日 マタイ14:22-33 国立のぞみ教会 唐澤 健太 牧師  イエス様に強いられて向こう岸に向かった弟子たちの舟はガリラヤ湖で逆風にさらされ、波に悩まされていました。弟子たちは以前にも同じように湖で嵐に遭遇したことがありました(マタイ8:23以下)。その時はイエス様が一緒に舟に乗っておられました。主が「風と湖とをお叱り」になって嵐を静めました。しかし、今回は主イエスは弟子たちと一緒に舟には乗っていません(23節)。山の登って祈っておられる[…続きを読む]