先立つ主に従う旅路
2018年4月22日 出エジプト13:17-22、ヨハネ1:14、18 めぐみ教会 荒瀬 牧彦 牧師 意気揚々とエジプトを出国したイスラエルの人たち。しかし、すぐに「乳と蜜の流れる地」に入れたわけではありませんでした。そんなに長くかかるとは思わなかったでしょうが、結局40年を荒れ野で旅し続けたのです。神さまの力不足のために入る土地を用意するまでに手間取ってしまった、ということではありません。種々雑多な人たちの集まり、しかも自分勝手で移り気で不安定な人たち[…続きを読む]
行き先も知らずに
2018年2月25日 創世記12:1-9 国立のぞみ教会 唐澤健太牧師 99歳の時に、アブラム(偉大な父)からアブラハム(多くの民の父)と改名したアブラハムは、イスラエル民族の父であり、「信仰の父」とも言われる重要な人物だ。創世記12章には、その最初の物語、アブラムの旅立ちの物語が記されている。 前史がある。父親のテラがカルデアのウル(バビロン)を出発し、カナン地方を目指して出発する。ハランで父親はとどまり、そこで生涯を終える。 アブラムが75歳の時[…続きを読む]
「今」を生きる
2017年11月19日 イザヤ書53:1-6、12、ルカ22:35-38 荒瀬 正彦牧師 私たちはいろいろな意味で弱さを抱えています。またキリスト者として信仰的な弱さの問題を抱えています。「主よ、私の弱さからあなたに背いてしまいました」、そんな言葉を何度も心の中で呟く私たちです。信仰的な弱さには大まかに言って二通りあります。 一つは、信じようとしても信じ切れない弱さ。心のどこかで信じてはいるのだが、自分の弱さから信じ切れない、神様に委ね切れない。そうし[…続きを読む]
陶器師の計画
2017年10月29日 創世記21:9-21、ローマ9:19-28 めぐみ教会 荒瀬 牧彦 牧師 「神はその怒りを示し、その力を知らせようとしておられたが、怒りの器として滅びることになっていた者たちを寛大な心で耐え忍ばれたとすれば、それも、憐みの器として栄光を与えようと準備しておられた者たちに、ご自分の豊かな栄光をお示しになるためであったとすれば、どうでしょう。」 怒りの器であった者たち。それは、今まで神など知らぬ、神など知るかと荒くれていた人々です。[…続きを読む]
成長させてくださった神
2017年10月15日 申命記8:2-5、コリント一3:1-9 石塚 惠司牧師 わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です、とパウロは「成長させてくださった」と過去形で記し、人々の心を過去に目を向けさせる。 わたしの尊敬する人生の大先輩、宮城安子姉(宮城献神学生の祖母)がある日、私に「齢をとることは過ぎ去った年月の中に神様の恵みを数えることよ」と私に教えてくださった。この言葉は生涯忘れられない言葉の一つになった。 商業の[…続きを読む]