国籍は天にある
2025年9月28日 イザヤ25:6~10、フィリピの信徒への手紙3:17~4:1 関 伸子_牧師 今日は、皆さんと共に、天国について思いを馳せたいと思います。聖書は、その第1頁の最初に「初めに神は天と地を創造された」(創世記第1章1節)と記して、神が世界の創造者であることを明記し、神が支配される世界観や人生観をはっきりと私たちに示し、教えています。先ほどお読みしたフィリピの信徒への手紙第3章20節で、パウロは、人間は真の国籍を天に持つべきであることを[…続きを読む]
キリストは今ここにおられる
2025年9月21日 エゼキエル43:15~28、マタイ18:15~20 関 伸子_牧師 今日の箇所を含むマタイによる福音書第18章全体は、「教会の説教」とも呼ばれ、教会の交わりが、そのテーマとなっています。小さな、全体を見渡すことのできる共同体の中で、マタイの規則は実際に実行されました。 「きょうだいがあなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところでとがめなさい。言うことを聞き入れたら、きょうだいを得たことになる」(15節)。ふつう「きょうだい[…続きを読む]
私たちの希望
2025年9月14日 哀歌3:18-24、ローマの信徒への手紙5:1~5 宮城 献_牧師 現在プリンストン神学校で学ぶ私は、渡米して5年になります。この夏の一時帰国は、5年間の日々を振り返る機会となり、その中で与えられたテーマが「希望」、そして聖書箇所が哀歌3章でした。 以前、神学校のチャペルで韓国人の先輩が「放蕩息子のたとえ話」から説教し、「失われたものが見つかる喜び」について語りました。彼はチャプレンのインターンをする病院のチャペルでも同じ説教して[…続きを読む]
み言葉によって新しくされる
2025年9月7日 ハバクク3:17~19、マタイによる福音書13:24~43 関 伸子_牧師 「天の国は、良い種を畑に蒔いた人に似ている」(24節a)。直前で語られているように、ここでも天の国が種蒔きにたとえられています。今日の箇所を読むと、良い種をまくのは人の子イエス、畑は世界です。私たちが生きるこの世界はさまざまな問題に満ちていますが、イエス・キリストによって、良い種が蒔かれた良い世界なのです。前節までのたとえでは、種がまかれる土地の優劣に焦点が絞[…続きを読む]