カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • わたしの心に適う者

    2023年1月8日 詩編104:24~30、ルカによる福音書3:15~22 関 伸子牧師  ガリラヤから多くの群衆がヨルダン川に来てヨハネから洗礼を受けた中に、イエスさまも混じっていました。ヨハネは力強い言葉で悔い改めを求めます。ヨハネは偉大な霊的指導者として現れます。しかし、ヨハネ自身は身の程をわきまえた応答をします。  ヨハネはこう語りました。「私よりも力のある方が来られる」と「皆に」言う(16節)。「その方は、聖霊と火であなたがたに洗礼をお授けになる[…続きを読む]

    神の恵みに包まれて

    2023年1月1日 詩編72:1~7、マタイによる福音書2:1~12 関 伸子牧師  礼拝から始まる新しい年の一日目を感謝します。先ほどお読みしたマタイ福音書の箇所は教会暦の上では、1月6日の顕現日(エピファニー)のテキストとして読まれてきました。顕現日を祝う慣習のない日本のプロテスタント教会では、クリスマスのテキストとして用いられ、そのために、美しいクリスマスのメルヘンのひとこまとして受け止められているように思います。しかし、この箇所は、単に幻想的な主イ[…続きを読む]

    大いなる喜びを見る

    2022年12月25日 ミカ書5:1~3、ルカによる福音書2:8~20 関 伸子牧師  先ほどルカによる福音書第2章からクリスマスに読まれる箇所を一気に読みました。この降誕物語の場面には、天使が素朴な羊飼いたちに訪ねたことが伝えられています。マタイによる福音書を読むと、東方の学者たちが黄金、没薬、乳香をささげて、いち早く飼い葉桶のイエスを訪ねたと記されています。いずれにしても、旧約聖書の専門家であるユダヤ人の学者や教師たちが、その観念的に待ち望んでいるメシ[…続きを読む]

    神のいのちの秘密の中に立つマリア

    2022年12月18日 イザヤ書11:1~10、ルカによる福音書1:26~38 関 伸子牧師  ルカによる福音書第2章に記されているマリアの受胎告知は、ある意味では不思議な、しかし、福音に目が開かれるならば、わたしたちの信仰の中心であるイエス・キリストの誕生の出来事に出会います。これは何を意味するのでしょう。    ここで語られることは、事が起こったのが、祭司ザカリアにヨハネの誕生が予告された出来事から6か月後であったということです。ここで、主イエスの誕生[…続きを読む]

    恵みをかみしめる沈黙のとき

    2022年12月11日 ゼファニア3:14~18、ルカ1:5~25 関 伸子牧師  先ほど聖書朗読されたゼファニア書とルカ福音書に共通していることは、「喜べ」ということです。預言者ゼファニアは「娘シオンよ、喜び叫べ。イスラエルよ、歓呼の声をあげよ」と言って、エルサレムの復興を語り、喜び叫べと民を励まします。ルカによる福音書第1章は、ザカリアという一人の年老いた祭司に天使が喜びの知らせを告げるという場面です。  しかし、この物語は告げられた喜びの知らせを確か[…続きを読む]