カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • 安心して歩む

    2025年3月16日 エレミヤ31:7~9、マルコによる福音書第10章46節~52節 関 伸子牧師  受難節第2主日を迎えたこの日の礼拝は、「思い起こしてください」というテーマのもとに、聖書日課にしたがって、共観福音書に記されている主イエスのご変容の記事を読む教会が多いと思います。今朝、わたしたちはその少し先に進んで、マルコによる福音書第10章46節以下の物語を読みたいと思います。 盲人バルティマイは自分が願ったことでもないのに目が見えず、道端に座り、物乞[…続きを読む]

    神の贈り物

    2025年3月9日 申命記30:15~20、ヤコブの手紙1:12~18 関 伸子牧師  3月5日、灰の水曜日から受難節が始まりました。教会は、もっとも大切な祭としてキリスト復活祭を祝います。受難節とは、キリスト復活祭に向けて準備する40日の日々のことです。わたしたちはいつでも主イエスの死と復活を想起し続けているのですけれども、この期間には主イエスのご受難を特に深く心に留めます。  先ほどお読みしましたヤコブの手紙は冒頭で、「私のきょうだいたち、さまざまな試[…続きを読む]

    天の国への招き

    2025年2月16日 イザヤ書30:18~21、マタイによる福音書15:17~20 関 伸子牧師  主イエスは「私が来たのは律法や預言者を排しするためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、感性するためである」(マタイ5:17)と厳かに語り始めます。これ以降の特徴は、権威に満ちた「私」の登場にあります。「私は来た」はマタイに四回現れますが、そのいずれもがイエスに向けられた誤解を訂正するために使われます。たとえば第9章13節では、ファリサイ派の人々の誤[…続きを読む]

    神の言葉が聞こえるか

    2025年2月9日 イザヤ書6:8~12、マタイによる福音書13:10~17 関 伸子牧師    マタイによる福音書第13章には「天の国のたとえ」が七つ集められています。主イエスは「種を蒔く人が種蒔きに出て行った」(3節b)と語り始めます。  家を出て行く主イエスこそが種蒔く人です。パレスチナでは、まず種を蒔いてからその後で土地を耕します。そのため無駄になる種も数知れず、収穫の率も決して良くはありません。しかし、農夫は豊かな実りを信じて種を蒔き続けます。あ[…続きを読む]

    主と共に歩む

    2025年2月2日 詩編84:1~13、マタイによる福音書21:12~17 関 伸子牧師  主イエスの時代のエルサレム神殿の境内には、一番外側に「異邦人の庭」と呼ばれる所があり、そこにはささげ物の鳩を売る店や、外国貨幣をユダヤやフェニキアの金に換える両替人もいました。各地から人々は神殿に集まって来ましたが、彼らは神殿に納入金を支払うため、ギリシアやローマの通貨を、ユダヤの通貨に両替しなければならなかったからです。両替人は、集まってくる人々から多くの手数料を[…続きを読む]