恐れない自由
2020年10月25日 箴言8:1、22~31、マタイ10:26~33 関 伸子牧師 今日は降誕前第9主日、聖書はマタイによる福音書に入ります。この福音書の第10章は弟子たちに向けられています。主イエスは弟子たちを宣教のために派遣し、「人々を恐れてはならない。覆われているもので現わされないものはない」(26節)と語られます。 26節は、「それだから」という、新共同訳では訳出されていない句によって、24節から25節と関連づけがなされ、「それだから人々を恐[…続きを読む]
神の御名を知る
2020年10月18日 エレミヤ書29:1、4~14、ヨハネ17:13~21 関 伸子牧師 弟子たちに対する告別の説教を終えた主イエスは、目を上げ、天を仰いで父なる神に、「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現わすようになるために、子に栄光を与えてください」(1節)と祈り始めます。神の宮の祭司が人々のためとりなし祈るように、イエスさまもご自分が十字架で死んだ後、残されることになる弟子たちを案じて、とりなし祈ったのです。古来、教会ではこれを『大祭[…続きを読む]
永遠の住み家
2020年10月11日 ダニエル書12:1~4、ヨハネ11:1~16 関 伸子牧師 人生を考えるとき、避けて通れない最大の課題が死です。「人は死んだらおしまい」という考えを子どもの頃、親から植えつけられることがあります。しかし、そのような人生観では決して説得されない人もあります。ヨハネによる福音書第11章は、そういう人々に語りかけます。 1節に登場するベタニアの家族、マリアとその姉妹マルタは、イエスの弟子であり、親しい友である。ラザロがマリアとマルタの[…続きを読む]
イエスを信じる
2020年10月4日 エレミヤ28:1~17、ヨハネ10:22~42 関 伸子牧師 2週間前の礼拝において、ヨハネ福音書第10章1節から21節までご一緒に読み、イエスは良い羊飼いであることを覚えて励まされました。今日、その続きの22節から42節を読むにあたり、福音書記者ヨハネは、わたしたちが乳といった柔らかい食物で養われるのではなく、硬い食物を食べることを願っていることを心に留めたいと思います。 22節を読むと、第10章7節から21節に記されているまこ[…続きを読む]
キリストの住まい
2020年9月27日 詩編103:14~22 新約:ローマ14:8~9 関 伸子牧師 今日、私たちは先に天に召された方たちを偲んで召天者記念礼拝をささげています。開式賛美として讃美歌21の385番、「花彩る春を」を賛美しました。「花彩る春を この友は生きた、いのち満たす愛を 歌いつつ。悩みつまずくとき、この友の歌が 私をつれもどす 主の道へ」。本当にこの歌詞の通りだと思います。私たちがつまずく時、疑いと悩みの中にある時、すでに天に召された信仰の先輩の眼差[…続きを読む]