広がりゆく神の言葉
2023年1月22日 民数記9:15~23、ルカによる福音書14:16~30 関 伸子牧師 「イエスが霊の力に満ちてガリラヤに帰られると、その噂が周り一帯に広まった。イエスは諸会堂で教え、皆から称賛を受けられた」(ルカ4:14)。それまで主イエスは霊によって荒れ野に導かれ、40日間、悪魔から試みを受けられ、静かに待つことを学びました。しかし、今ここで立ち上がります。 主イエスの時代を調べると、当時のユダヤ人の中には、異邦人に対する激しい憎悪が渦巻いてい[…続きを読む]
あなたの言葉に生かされる
2023年1月15日 出エジプト記18:13~27、ルカによる福音書5:1~11 関 伸子牧師 「群衆が神の言葉を聞こうとして押し寄せて来たとき、主イエスはゲネサレト湖のほとりに立っておられた」(ルカ5:1)。福音書では、ガリラヤの湖、ゲネサレト湖畔でさまざまなことが起こります。「押し寄せて来た」、とあります。神の言葉を聞いて生かされるために、そのいのちの言葉によって生ける神との交わりを持つために、あるいは、何の目的ももたないこの世で本当の喜びと希望を見[…続きを読む]
わたしの心に適う者
2023年1月8日 詩編104:24~30、ルカによる福音書3:15~22 関 伸子牧師 ガリラヤから多くの群衆がヨルダン川に来てヨハネから洗礼を受けた中に、イエスさまも混じっていました。ヨハネは力強い言葉で悔い改めを求めます。ヨハネは偉大な霊的指導者として現れます。しかし、ヨハネ自身は身の程をわきまえた応答をします。 ヨハネはこう語りました。「私よりも力のある方が来られる」と「皆に」言う(16節)。「その方は、聖霊と火であなたがたに洗礼をお授けになる[…続きを読む]
神の恵みに包まれて
2023年1月1日 詩編72:1~7、マタイによる福音書2:1~12 関 伸子牧師 礼拝から始まる新しい年の一日目を感謝します。先ほどお読みしたマタイ福音書の箇所は教会暦の上では、1月6日の顕現日(エピファニー)のテキストとして読まれてきました。顕現日を祝う慣習のない日本のプロテスタント教会では、クリスマスのテキストとして用いられ、そのために、美しいクリスマスのメルヘンのひとこまとして受け止められているように思います。しかし、この箇所は、単に幻想的な主イ[…続きを読む]
大いなる喜びを見る
2022年12月25日 ミカ書5:1~3、ルカによる福音書2:8~20 関 伸子牧師 先ほどルカによる福音書第2章からクリスマスに読まれる箇所を一気に読みました。この降誕物語の場面には、天使が素朴な羊飼いたちに訪ねたことが伝えられています。マタイによる福音書を読むと、東方の学者たちが黄金、没薬、乳香をささげて、いち早く飼い葉桶のイエスを訪ねたと記されています。いずれにしても、旧約聖書の専門家であるユダヤ人の学者や教師たちが、その観念的に待ち望んでいるメシ[…続きを読む]