誰に従うのか
2022年1月16日 エレミヤ1:4~10、マルコによる福音書1:14~20 関 伸子牧師 マルコによる福音書には、主イエスが伝道を始められたのは何年何月であったというような記事はありません。主イエスの誕生については、たとえばルカによる福音書では、皇帝アウグストの勅令が出て住民登録が行われた年、と記してあります。主イエスの伝道開始については、このマルコによる福音書では「ヨハネが捕らえられた後」(14節)とだけ書いてあります。 バプテスマのヨハネは、主イ[…続きを読む]
天からの声を受け入れる
2022年1月9日 イザヤ書55:1~11、マルコによる福音書1:9~11 関 伸子牧師 カトリック教会では、1月6日公現日の後の最初の主日に「イエスの洗礼」を祝い、これをもって降誕節の終わりとしています。今日はマルコ福音書からここに与えられている固有のメッセージを聴き取りたいと思います。 「神の子イエス・キリストの福音の始め」。それはどこから語り始めるべきものなのでしょうか。マルコは、洗礼者ヨハネの授ける洗礼から始めました。主イエスは公の生涯を、洗礼[…続きを読む]
希望に生きる
2022年1月2日 エゼキエル書14:12~23、ペトロの手紙一1:3~9 関 伸子牧師 新年最初の礼拝をささげています。年末には、過ぎ去った年がどうであったか振り返ることがあったと思いますけれども、新しい年が明けると、不思議なほど私たちの心が高く挙げられ、希望をもって日々を歩んでいこうと思うのではないでしょうか。私たちは信仰生活をしている者たちであります。その信仰者の特徴の一つは神をほめたたえて生きる、その中で神の言葉を聞くことであります。 ペトロ[…続きを読む]
星に導かれて旅立つ
2021年12月26日 詩編72:1~7、マタイによる福音書2:1~11 関 伸子牧師 2021年最後の主日礼拝をささげています。クリスマス・イブ燭火礼拝で読んだマタイによる福音書第1章のヨセフ物語において、正しい人ヨセフは、主の天使が夢で告げた言葉を信じて妻マリアを迎え入れ、命じられたとおり生まれた子をイエスと名付けました。第2章では星によってユダヤ人の王の誕生を知った東方の博士たちが真に礼拝できる王に会うためにやって来ます。博士たちが星を見ていると、[…続きを読む]
神に与えられた喜びの歌
2021年12月19日 詩編:113:1~9、ルカ1:39~56 関 伸子牧師 今年のクリスマスもコロナ禍が続き、落ち着かない生活をしている私たちですけれども、この時に神の愛が注がれ、今も神の秘められた計画は人間の知恵を超えてい現わされることを思います。しかし、そのことは直ぐには理解できません。天使ガブリエルの「おめでとう、恵まれた方」という挨拶に戸惑ったマリアに対して、天使が「あなたは身ごもって男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な[…続きを読む]