罪から救いへ
2023年11月5日 創世記3:1~15、ローマの信徒への手紙7:7~13 関 伸子牧師 今日は、使徒パウロが56年頃、コリント滞在中にローマの教会に宛てて書いたローマの信徒への手紙の第7章7節から25節を読みます。「では、何と言うべきでしょうか。・・・・・・断じてそうではない」という言葉を読んで、すぐに思い出すのは、第6章のはじめです。そこでは、罪の増すところには、恵みもそれだけ増して来る、と言っているのですけれども、それには、すぐに危険があることが感[…続きを読む]
福音の急所
2023年10月29日 詩編第90編13~17節、マタイによる福音書第22章34~46節 さがみ野教会 宮井 岳彦牧師 「あなたがたはメシアのことをどう思うか。誰の子だろうか。」 私たちは今主イエスの御前で、この御方を礼拝しています。その私たちに主ご自身が問うておられます。この問いを。日曜日の朝が来て、身支度をし、私たちが礼拝への道を上っていくのは、この主イエスの問の前に立つためです。「あなたがたはメシアのことをどう思うか。誰の子だろうか。」 ここで[…続きを読む]
良い社員ランキング
2023年10月22日 詩編78:1~8、ルカによる福音書19:11~27 篠﨑 千穂子_伝道師(めぐみ教会) 神学校に入学したばかりのとき、教師から、「たとえ話は難しい話を分かりやすく書いてある話ではありません。」と聞いたことがありました。このムナのたとえ話も、ちっとも分かりやすくはありません。私は子どもの頃、このムナのたとえ話を聞いたとき、「預金利息の素晴らしさを教えるたとえだ」と真剣に勘違いをしたことがあります。当たり前ですが、このたとえ話はそうい[…続きを読む]
喜びをもって歩む
2023年10月15日 創世記6:5~8、フィリピの信徒への手紙1:1~11 関 伸子牧師 今日はキリスト・イエスの使徒パウロがフィリピの教会にあて手紙をみなさんとご一緒に読みます。この手紙はパウロが牢獄から書いたものです。福音のため、キリスト信仰のゆえに捕らえられたのです。パウロは第二伝道旅行と第三伝道旅行の際、フィリピに渡りました。 みなさんは手紙を書く時、何から始めますか。時候のあいさつから始める人もいるでしょう。また自分の家族の状況、あるいは相[…続きを読む]
キリストにあって受け入れる
2023年10月1日 詩82:1~8、フィレモン1~25 関 伸子牧師 フィレモンへの手紙は、パウロの数多い手紙の中で、最も短いものです。宛先はフィレモンと彼の家の教会ですけれども、内容的にはフィレモン個人に対する要望を記したきわめて個人的な手紙です。しかも、その要望とは、オネシモという名のただ一人の人、しかも当時、人間としての権利も価値も全く認められなかった逃亡奴隷を主人に返すという、異例な出来事にあって、このキリスト・イエスの僕パウロが、どのように繊[…続きを読む]