できる限り平和に
2023年8月6日 詩編122:1~9、ローマの信徒への手紙12:9~21 関 伸子牧師 先ほどお読みしたローマの信徒への手紙第12章に「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に過ごしなさい」とパウロが語った言葉が記されています。これはキリスト者として教会の中のみならず、この世において私たちが覚えておきたいことです。 まず、「愛には偽りがあってはなりません。悪を退け、善に親しみ」(9節)とあります。「偽りがあってはならない」という字は偽善的であ[…続きを読む]
夜通し働く神
2023年7月30日 出エジプト記14:15~22、コリントの信徒への手紙一10:13 関 伸子牧師 今日は3年振りに国立のぞみ教会の礼拝堂に集い共に礼拝をささげることのできる恵みを感謝します。2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大して私たちは目に見えないウイルスを恐れて生活しています。神様に信頼することを忘れて、恐ろしいという思いに心が捕らえられてきたのではないでしょうか。 先ほど出エジプト記第14章の有名な聖書箇所を読んでいただきました。出エジ[…続きを読む]
イエスに従う女たち
2023年7月23日 ヨシュア記2:1~14、ルカによる福音書8:1~3 関 伸子牧師 今日与えられている箇所は、とても短い箇所ですけれども、非常に興味深いところです。主イエスの宣教に同行した女性たちに言及しているのは、福音書のなかではここだけです。外で女が男と話をすること自体考えられない社会の中で、主イエスの周りには女たちがいつもいる。そのこと自体が革新的なことでした。 主イエスはガリラヤの町々村々を廻って神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら[…続きを読む]
思い切り泣ける場所がここに
2023年7月16日 詩編56:2~9、ルカによる福音書7:36~50 関 伸子牧師 主イエスはよく食事をなさいました。本当に食事好きであったようで、この第7章のすぐ前、34節のところでは、「大食漢で大酒飲みだ」と人びとに言われたらしいのです。こういう噂が生ずる根拠があったに違いありません。ここでは、ファリサイ派の男、後にシモンと主イエスに呼ばれている人の家に主イエスが招かれました。当時の食事というのは面白いことに、どうも横になって食事をしたらしいのです[…続きを読む]
居眠りして生き返る
2023年7月9日 詩編35:1~10、使徒言行録20:1~12 関 伸子牧師 3年に渡るエフェソでの伝道に一応のピリオドを打ったパウロは、マケドニアを経てギリシアに来ました。「そこで三カ月を過ごした」(3節)。第19章21節で、パウロは「ローマも見なくてはならない」と語りました。これから自分の旅行の最終目的はローマであると見定めてコリントに滞在したときに、ローマの信徒への手紙を執筆しました。そのことを思うだけで、「そこで三カ月を過ごした」と記されている[…続きを読む]