命を与えるイエス
2020年7月26日 イザヤ書43:1~7、ヨハネによる福音書6:16~21 関 伸子牧師 主イエスはご自分を強引に王にしようとしている群衆を避けて、山に行き暗闇の中で一人になって祈っていました。山から見下ろせば暗黒の中にティベリアス湖があり、かつてイエスはその湖の暴風を沈めたことがありました(マルコ4:35~41)。 「すでに暗くなっていたが」マタイとマルコでは、弟子たちの船出が闇の迫る時刻だとは特に明記されてはいないので、ここにヨハネ福音書固有の主[…続きを読む]
イエス・キリストへの信仰
2020年7月12日 ホセア書14:2~8、ヨハネ福音書4:43~54 関 伸子牧師 今日ご一緒に読むヨハネによる福音書第4章43節はこのように始まります。「二日後、イエスはそこを出発して、ガリラヤへ帰られた」。イエスのガリラヤ行きには理由があります。「なぜならば、イエスは自ら、『預言者は自分の故郷では敬われないものだ』とはっきり言われたことがあるからである」(44節)。 主イエスご自身がそう言っておられると記されているのは、これに逆らうことができない[…続きを読む]
信じて生きる
2020年7月5日 詩編126:1~6、ヨハネ4:27~42 関 伸子牧師 主イエスとの出会いは、人を変える力を持っています。人々の冷ややかな眼、井戸端での噂話に耐えることができずに、社会の片隅でひっそりと生きていたであろうサマリアの女が、シカルというサマリアの町に来られた主イエスとヤコブの井戸のそばで出会い対話を進めるうちに、今度はみずから進んで人々の中に入りこんで行き、その人々に語り出している。 27~38節。イエスとサマリアの女、第3幕の始まりで[…続きを読む]
命に至る真の道イエス
2020年6月28日 出エジプト記17:3~7、ヨハネによる福音書4:1~26 関 伸子牧師 イエスと出会ったサマリアの女がイエスを信じた。この物語はヨハネ福音書のみが記すドラマティックな物語です。主イエスは「ユダヤを去り、ガリラヤへ行かれた。しかし、サマリアを通らねばならなかった」(4節)。ユダヤからガリラヤに行くには、必ずしもサマリアを通らなければならないことではなかった。しかし、通過しなければならなかったと書いてあるように、しいられることがイエスに[…続きを読む]
キリストは天から来られる
2020年6月21日 ハバクク2:1~4、ヨハネ3:31~36 関 伸子牧師 ヨハネによる福音書第3章31節から36節には、私たちの信じているイエス・キリストがどのようなお方であるのか。どこから来られたのかが記されています。「上から来られる方は、すべてのものの上におられる。地から出る者は地に属し、地に属する者として語る。天から来られる方は、すべてのものの上におられる」(31節)。 これは、「天から与えられなければ、人は何も受うることができない」(27節[…続きを読む]