共にいてくださる主イエス
2022年3月27日 出エジプト24:12~18、マルコによる福音書19:2~10 関 伸子牧師 マルコ福音書第9章2節以下は「山上の変貌」と言われてきた箇所です。イエス・キリストの弟子たちは、しばしば主の栄光を目撃しました。彼らは、復活だけでなく、それらの出来事の証人でもあったのです。しかし、その意味はすぐには分からなかったようです。今日の箇所はその栄光の記事であり、主イエスはペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて高い山に登られました。主はたびたび、祈るた[…続きを読む]
神の導きに委ねる
2022年3月20日 イザヤ書48:1~8、マルコ8:27~38 関 伸子牧師 今日は、マルコ福音書のちょうど真ん中にある大切な箇所を読みます。主イエスのことはすでにパレスチナ地方に知れ渡っており、人々はイエスをメシアに先立つ終末的な人物だと見ています。そこでイエスが弟子たちに「人々は、私のことを何者だと言っているか」問いかけると、ペトロは皆を代表して「あなたは、メシアです」と告白します。 大変興味深いことに、このことが起こったのはユダヤではなく、フィ[…続きを読む]
主イエスに従う真の意味
2022年3月13日 エレミヤ2:1~13、マルコ13:20~30 関 伸子牧師 神の国を宣教し、悪霊を追い出す主イエスのもとには群衆が集まってきます。しかし、この人たちは必ずしも好意を持っているとは限りません。イエスを理解できない人々が登場します。それはまず、イエスのことを聞いて取り押さえに来た身内の人たちです。彼らはイエスの言動やそのイエスに引き付けられる多くの群衆を見て、イエスの異常さに気づき始めたのです。「気が変になっている」というのは、「自分の[…続きを読む]
試練の中で示される道
2022年3月6日 エレミヤ31:27~34、マルコによる福音書1:12~15 関 伸子牧師 受難節第1主日の礼拝をささげています。受難節に入る前にロシア軍によるウクライナ侵攻により首都キエフが砲撃され、他の地域でも攻撃が激化しています。戦火の続くウクライナ、新型コロナウイルスが急拡大している香港、人権侵害が深刻化するミャンマー、対立が続くイスラエルとパレスチナ・・・。天地万物を造られた神は、滅びゆくこの世にあって、いったい何をしておられるのか、と問いた[…続きを読む]
わたしについて来なさい
2022年2月27日 エレミヤ16:14~16、マルコ1:14~20 唐澤 健太牧師(国立のぞみ教会) 「私に付いて来なさい。人間をとる漁師にしよう」(17節)。ガリラヤの漁師4人がイエス様の弟子に招かれる物語が与えられた。マルコが描く漁師たちの召命物語はとても衝撃的だ。マルコによれば、ペトロたちはイエス様と初対面にも関わらず、しかも、何の奇跡を目の当たりにしたわけでもなく、ただ「私に付いて来なさい」という招きに、「すぐに網を捨てて従った」というのだ。 […続きを読む]