カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • 恐れることはない

    2018年11月18日 イザヤ書41章8節~16節、ルカ福音書5章1節~11節 荒瀬 正彦牧師(日本基督教団隠退牧師)    多くの人は貧しかろうと金持ちだろうと、共通した一つの飢え渇き、一つの貧しさを持っている。「何のために自分は生きているのか」。自分の存在に深い問いかけを向けるとき、私たちは自分が「生甲斐」に貧しく、「生きる目的」に飢え渇いていることに気づかされる。多くの場合、人は安直に目先の答えを求め、一本のワラを掴んで安心してしまう。  シモン・ペ[…続きを読む]

    恵み深い主に感謝せよ

    2018年9月30日 詩編107:1~9、23~32、ルカ8:22~25 国立のぞみ教会 唐澤健太 牧師  「恵み深い主に感謝せよ/慈しみはとこしえに」と/主に贖われた人々は唱えよ」(1−2節)。「共同の働き」を展開してきた東京三教会が初めて合同主日礼拝を実施するのは、「主なる神をほめたたえる」ために他ならない。集う者たち一人一人に固有の「人生の旅路」がある。その旅路の最先端が「今ここで」交わっているのだ。これは神の不思議な御業に他ならない。私たちが共に集[…続きを読む]

    逆風で悩む中に

    2018年7月8日 マタイ14:22-33 国立のぞみ教会 唐澤 健太 牧師  イエス様に強いられて向こう岸に向かった弟子たちの舟はガリラヤ湖で逆風にさらされ、波に悩まされていました。弟子たちは以前にも同じように湖で嵐に遭遇したことがありました(マタイ8:23以下)。その時はイエス様が一緒に舟に乗っておられました。主が「風と湖とをお叱り」になって嵐を静めました。しかし、今回は主イエスは弟子たちと一緒に舟には乗っていません(23節)。山の登って祈っておられる[…続きを読む]

    ヤーウェの矢

    2018年6月10日 詩編64:1~11、エフェソの信徒への手紙6:10~18 濵崎 孝牧師  詩編64編の信仰の詩人は、「毒を含む言葉」(4節)の矢に悩まされた人です。以前、ある会社の上司が部下から訴えられました。厳しいノルマを課し、言わば「毒を含む言葉を矢としてつがえ」、それを部下の自宅にまで電話で「射かけ」、過酷な仕打ちに及んだからです。詩人の敵は、「見抜かれることはない」(6節)と見くびっていたようですが、裁判所に訴えた現代人には録音の手段があり、[…続きを読む]

    先立つ主に従う旅路

    2018年4月22日 出エジプト13:17-22、ヨハネ1:14、18 めぐみ教会 荒瀬 牧彦 牧師  意気揚々とエジプトを出国したイスラエルの人たち。しかし、すぐに「乳と蜜の流れる地」に入れたわけではありませんでした。そんなに長くかかるとは思わなかったでしょうが、結局40年を荒れ野で旅し続けたのです。神さまの力不足のために入る土地を用意するまでに手間取ってしまった、ということではありません。種々雑多な人たちの集まり、しかも自分勝手で移り気で不安定な人たち[…続きを読む]