あなたの言葉に生かされる
2023年1月15日 出エジプト記18:13~27、ルカによる福音書5:1~11 関 伸子牧師 「群衆が神の言葉を聞こうとして押し寄せて来たとき、主イエスはゲネサレト湖のほとりに立っておられた」(ルカ5:1)。福音書では、ガリラヤの湖、ゲネサレト湖畔でさまざまなことが起こります。「押し寄せて来た」、とあります。神の言葉を聞いて生かされるために、そのいのちの言葉によって生ける神との交わりを持つために、あるいは、何の目的ももたないこの世で本当の喜びと希望を見[…続きを読む]
わたしの心に適う者
2023年1月8日 詩編104:24~30、ルカによる福音書3:15~22 関 伸子牧師 ガリラヤから多くの群衆がヨルダン川に来てヨハネから洗礼を受けた中に、イエスさまも混じっていました。ヨハネは力強い言葉で悔い改めを求めます。ヨハネは偉大な霊的指導者として現れます。しかし、ヨハネ自身は身の程をわきまえた応答をします。 ヨハネはこう語りました。「私よりも力のある方が来られる」と「皆に」言う(16節)。「その方は、聖霊と火であなたがたに洗礼をお授けになる[…続きを読む]
神の恵みに包まれて
2023年1月1日 詩編72:1~7、マタイによる福音書2:1~12 関 伸子牧師 礼拝から始まる新しい年の一日目を感謝します。先ほどお読みしたマタイ福音書の箇所は教会暦の上では、1月6日の顕現日(エピファニー)のテキストとして読まれてきました。顕現日を祝う慣習のない日本のプロテスタント教会では、クリスマスのテキストとして用いられ、そのために、美しいクリスマスのメルヘンのひとこまとして受け止められているように思います。しかし、この箇所は、単に幻想的な主イ[…続きを読む]
大いなる喜びを見る
2022年12月25日 ミカ書5:1~3、ルカによる福音書2:8~20 関 伸子牧師 先ほどルカによる福音書第2章からクリスマスに読まれる箇所を一気に読みました。この降誕物語の場面には、天使が素朴な羊飼いたちに訪ねたことが伝えられています。マタイによる福音書を読むと、東方の学者たちが黄金、没薬、乳香をささげて、いち早く飼い葉桶のイエスを訪ねたと記されています。いずれにしても、旧約聖書の専門家であるユダヤ人の学者や教師たちが、その観念的に待ち望んでいるメシ[…続きを読む]
神のいのちの秘密の中に立つマリア
2022年12月18日 イザヤ書11:1~10、ルカによる福音書1:26~38 関 伸子牧師 ルカによる福音書第2章に記されているマリアの受胎告知は、ある意味では不思議な、しかし、福音に目が開かれるならば、わたしたちの信仰の中心であるイエス・キリストの誕生の出来事に出会います。これは何を意味するのでしょう。 ここで語られることは、事が起こったのが、祭司ザカリアにヨハネの誕生が予告された出来事から6か月後であったということです。ここで、主イエスの誕生[…続きを読む]