恵みをかみしめる沈黙のとき
2022年12月11日 ゼファニア3:14~18、ルカ1:5~25 関 伸子牧師 先ほど聖書朗読されたゼファニア書とルカ福音書に共通していることは、「喜べ」ということです。預言者ゼファニアは「娘シオンよ、喜び叫べ。イスラエルよ、歓呼の声をあげよ」と言って、エルサレムの復興を語り、喜び叫べと民を励まします。ルカによる福音書第1章は、ザカリアという一人の年老いた祭司に天使が喜びの知らせを告げるという場面です。 しかし、この物語は告げられた喜びの知らせを確か[…続きを読む]
憤りの中を通り抜けて恵みへ
2022年12月4日 イザヤ書55:1~11、ルカによる福音書14:14~30 関 伸子牧師 主イエスの宣教はまずガリラヤ湖に沿ったカフェルナウム、その他の町々から始められましたが、やがて故郷の町ナザレに至り、安息日に会堂に入って、聖書を読もうとしてお立ちになりました。会堂司はイエスに預言者イザヤの書を渡し、イエスは次の箇所を開いて、朗読しました。 「主の霊が私に臨んだ。貧しい人に福音を告げ知らせるために 主が私に油を注がれたからである。主が私を遣わさ[…続きを読む]
み言葉と祈りに生きる
2022年11月27日 エレミヤ書33:14~16、ルカによる福音書21:25~36 関 伸子牧師 主イエスは、今、目にみえないものに目を注ぎます。主は、神殿のすばらしさに驚き、驚嘆している人々に対して、やがて、それらが残らず崩壊することを預言されました。事実、この後、40年ほどあとに、ユダヤ戦争のためその通りになりました。預言者エレミヤも、神殿の崩壊を預言しました。民はエレミヤに対し、「あなたは死ななければなりません」(26:4~6)と言いました。イエ[…続きを読む]
2022年11月20日 「弱いときにこそ強い」イザヤ書40:27-31、コリント二12:9,10 古畑 和彦牧師 この3月に田園伝道教会を定年退職した古畑和彦です。皆様方の祈りに支えられた35年の伝道師、牧師としての働きでした。心から感謝いたします。牧師の働きは定年退職しましたが、教職者としての働きはまだまだ続きます。引き続きお祈りに覚えていただけたら嬉しく思います。 今回は、コリントの信徒への手紙二 12章9、10節から、神の導きを頂きたいと思いま[…続きを読む]
神の子として生きる
2022年11月13日 出エジプト3:1~15、ルカ20:27~40 関 伸子牧師 カイザルに税金を納めることは善いか、悪いかという質問を主イエスにした者たちが、イエスの賢い答えを怪しみながら沈黙した後に、復活を否定するサドカイ派のある人々が主イエスのところに来て、また難問を吹きかけました。 ルカによる福音書にサドカイ派が登場するのはここが初めてです。サドカイ派の人々は、現状維持を好む裕福な祭司長や長老たちからなり、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記[…続きを読む]