神の贈りもの
2021年7月4日 詩編143:1~6、マタイ7:7~12 関 伸子牧師 主イエスは「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。叩きなさい。そうすれば、開かれる」(7節)と教えられました。これは神の国に入るためには、神の国を積極的に求めるべきだということである。主イエスは福音を語られましたけれども、それを決して聞く者に押し付けはなさりませんでした。どこまでも私たちの自由意志による決断に委ねられたのである。 「誰でも、求める者[…続きを読む]
ささげる教会
2021年6月27日 イザヤ書49:14~21、使徒言行録4:32~37 関 伸子牧師 「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと思う者はなく、すべてを共有していた」(使徒4:32)。この御言葉を聞くと、私たちは、少し身構えてしまうかもしれません。今年から祈祷会で使徒言行録を読んでいます。先日、祈祷会でこの箇所を読んだ後、出席された方たちの感想を聞いたら、ある方は「素晴らしいこと。私も初代教会に生きたかった」と言い、多くの方[…続きを読む]
時を知る知識
2021年6月20日 イザヤ書2:1~5、ローマの信徒への手紙13:11~14 関 伸子牧師 使徒パウロはローマの信徒への手紙第12章1節から始まる勧告で、まず「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい」と勧めます。キリスト者の生活を支えるのはこのような礼拝だからです。そして神の愛を受けた者の務めは「互いに愛し合う」ことであると教えます。今日の箇所では、そのように生きることのできる理由を述べます。 パウロが勧める行いに励むことができる[…続きを読む]
神は遠く離れてはいない
2021年6月6日 エゼキエル18:25~32、使徒言行録17:22~34 関 伸子牧師 今日、めぐみ教会の礼拝の中で石塚惠司牧師の担任牧師就任式が行われています。「Jミッション風」に石塚先生の就任のあいさつが掲載されています。ここで先生は「保線夫」に言及して、「保線夫、この仕事は一つひとつの区間に責任を持ち、鉄道の運行にはなくてはなりません。牧師も同じです」と、尊敬する神学校の先生が語ったことが記されていました。伝道とは本当に不思議なわざである。それは[…続きを読む]
穏やかに生きる
2021年5月30日 イザヤ書6:1~8、マタイ11:25~30 関 伸子牧師 先ほどお読みしましたイザヤ書第6章にはイザヤの召命物語が記されています。マタイによる福音書第11章25節以下には、選び出され、あるいは招かれたものが、いかにそれに応えていくかということが記されています。私たちも神に召されています。それはどいうことなのでしょう。 預言者イザヤは神殿で天の御座に主が座しておられる有り様を幻に見ました。神の御座の周りをセラフィムが飛び交っているの[…続きを読む]