走り寄る伝道者
2023年6月25日 エゼキエル書34:1~6、使徒言行録8:26~38 関 伸子牧師 かつて、主の天使は牢屋の戸を開けて、閉じ込められていた使徒たちを連れ出したことがありました(使徒5:18~19)。天使の言動は、主なる神の言動そのものとして必ず実現するものであり、フィリポも天使の言葉に従います。 「さて、主の天使はフィリポに、『ここをたって南に向かい、エルサレムからガザに下る道を行け』と言った。そこは寂しい道である」(26節)。フィリポはエルサレム[…続きを読む]
救いはここに
2023年6月11日 詩編133:1~3、使徒言行録2:37~47 関 伸子牧師 ルカによる福音書の続編として書かれた使徒言行録は、復活のイエスの昇天から始まります。イエスの約束どおり、弟子たちは五旬祭の日に聖霊を受けます。約束の聖霊が注がれて教会が誕生した。それに続いて、ペトロの説教が明快に、しかも力強くなされました。今日の箇所、36節以下は、その説教の結びになります。福音が率直に大胆に語られるところでは、必ず人々の反応があります。 イスラエルの[…続きを読む]
私たちと共にいるイエス
2023年5月21日 エゼキエル書43:1~7c、使徒言行録1:12~26 関 伸子牧師 今日、私たちが読む使徒言行録は、キリストにおいて生じた事を書くのに二つの言葉が用いられています。一つは死に打ち勝つ「復活」という言葉であり、もう一つは神の右に座り、力を与えられた「昇天」という言葉です。これらの二つのモチーフは、キリストの力と命が、霊を通して弟子たちに与えられる使徒言行録第2章のペンテコステにおいて結び付けられます。 主イエスの昇天は、確かに弟子た[…続きを読む]
すばらしい信仰に生きる
2023年5月14日 ダニエル書6:10~23、ルカによる福音書7:1~10 関 伸子牧師 弟子たちと民衆に神の愛や裁きに関する説教を説いてから、主イエスは、カフェルナウムにやって来ました(6:20~7:1)。その時、百人隊長の僕の病をいやす奇跡を行われました。 「ところで、ある百人隊長に重んじられている僕が、病気で死にかけていた。イエスのことを聞いた百人隊長は、ユダヤ人の長老たちを使いにやって、僕を助けに来てくださるように頼んだ」(2,3節)。平行箇[…続きを読む]
私たちの友、イエス
2023年5月7日 申命記7:6~11、ヨハネによる福音書15:11~17 関 伸子牧師 ヨハネ福音書第15章は、主イエスの弟子たちへの優しさに満ちています。「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である」という主イエスのメッセージを中核にして、「私は・・・・・・である」、「あなたがたは・・・・・・である」という主イエスの言葉によって、「私たちは誰であるのか」を明確に告げてくれる、私たちがどうしても聴かなければならない真理を告げる聖書の言葉です。ここで教えら[…続きを読む]