私たちに関わる神の計画
2020年12月27日 イザヤ書60:1~6、エフェソの信徒への手紙3:1~13 関 伸子牧師 先週の日曜日、みなさまとクリスマス礼拝をささげ、今年最後の礼拝をささげています。この年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、恐さや不安でいっぱいになることが多かった私たちですけれども、混沌とした世にイエスさまのご降誕を喜び祝う礼拝をささげ、心の闇に光がともされました。 今もなお「闇」と「暗黒」が地上全体を覆っていますが、「あなたの上には主が輝き出る」[…続きを読む]
喜びを知る
2020年12月20日 イザヤ書7:10~14、マタイ1:18~23 関 伸子牧師 「主の天使が夢に現れて言った」(マタイ1:20)。このみ言葉を聞くと、ああ、受胎告知のことだと、みなさんは、すぐにルカによる福音書に描かれたマリアへの天使のお告げを思い浮かべるのではないでしょうか。フラ・アンジェリコを始め、西洋絵画に数多く描かれている〈受胎告知〉はマリアへの告知です。しかし、マタイ福音書によれば、〈受胎告知〉を受けたのはマリアではなく、マリアの夫となるべ[…続きを読む]
来るべき方は誰?
2020年12月13日 イザヤ書35:1~6a、10、マタイ11:2~9 関 伸子牧師 マタイによる福音書第11章2節以下は、獄中にいる洗礼者ヨハネの質問に始まり、ヨハネに対するイエスの言葉が記されています。洗礼者ヨハネはイエスの評判を獄中で聞き、弟子を送って、「来るべき方であるかどうか」とイエスに問います。「来たるべき方」(3節)。「わたしの後から来る方」(3:11)ですでに使われており、メシアを指します。 しかしマタイによる福音書第3章を知っている[…続きを読む]
神の励ましに生きる
2020年12月6日 詩編96:1-13、ローマの信徒への手紙16:25~27 関 伸子牧師 パウロの手紙は、いつも教会に対するあいさつで終わるのですが、ローマの信徒への手紙だけは、それに続いて、讃美の言葉が書かれています。当面の相手であるユダヤ人に対して激しく戦い、しかも理論だけではなく、自分の信仰を吐露するようなこの手紙が、神への讃美で終わっていることにとても感動を覚えます。 神の言葉を聴く者は、いつでも、それを聞くたびに自分が新しく力づけられ[…続きを読む]