この道を行く
2021年11月7日 創世記15:1~18b、ヤコブの手紙2:14~26 関 伸子牧師 ヤコブは第1章で、国外に散っていたユダヤ人キリスト者に宛てて、御言葉を実行する人になりなさいと勧めました。そして、その具体的な実践として、人を分け隔てしてはいけないと語りました。今日は、信仰と行いは分離することはできないというヤコブの手紙の中心的なテーマが展開されているところをご一緒に読みます。 主イエスが言われたことを思い起こします。「私に向かって、『主よ、主よ』[…続きを読む]
聞いて従う
2021年10月31日 創世記4:1~10、マルコによる福音書7:14~23 関 伸子牧師 マルティン・ルターの改革記念日であり主日のこの朝、宗教改革は信仰の改革であったこと、つまり、聖書の御言葉に立ち返る運動であったことを心に刻みたいと思います。私たちはよく「聖書の御言葉に聞く」と言います。先ほどお読みしましたマルコによる福音書第7章14節は「皆、私の言うことを聞いて悟りなさい」と主イエスが語られたことが書かれています。 主イエスがここで言われている[…続きを読む]
備えている
2021年10月17日 イザヤ書33:17~22、マタイ25:1~13 関 伸子牧師 パレスチナでの婚宴は、多くの人が参加できるように、夜始まります。婚礼が夜始まるということは、私たちの信仰にとって大きなことを暗示しています。「そこで、天の国は、十人のおとめがそれぞれ灯を持って、花婿を迎えに出て行くのに似ている」(マタイ25:1)。たとえ時代は闇であっても、まわりが暗い環境であっても、いや、夜であるゆえに、今あかりを灯していることが大切です。 真夜中に[…続きを読む]
神からくる愛によって
2021年10月10日 申命記4:1~8、ローマの信徒への手紙13:1~10 関 伸子牧師 国家権力をどのように見ていくかということは、非常に難しい問題である。パウロは、「人は皆、上に立つ権力に従うべきです。神によらない権力はなく、今ある権力はすべて神によって立てられたものだからです」(13:1)と規定している。 この解釈の鍵は、第12章21節の「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」という言葉にあると思います。これが、国家権力や上に立つ権威に[…続きを読む]
信仰によって生きる
2021年10月3日 出エジプト6:2~13、ヘブライ11:17~22 関 伸子牧師 世界聖餐日のこの日、世界の諸教会の多様性を神からの祝福として受け入れ、私たちが一致してあなたの福音に生きる者でありたいと思います。その基となるのは「信仰によって」生きることです。ヘブライ人への手紙第11章3節以降に「信仰によって」という言葉が繰り返し使われています。 ヘブライ人への手紙第11章3節以降、「信仰によって」という言葉が何度も繰り返され、17節から22節に、[…続きを読む]