真理はあなたたちを自由にする
2020年9月13日 エレミヤ書28:1~17、ヨハネ8:31~38 関 伸子牧師 先ほどヨハネ福音書第8章31節から38節の朗読をお聴きになって、みなさんは、「真理はあなたたちを自由にする」という御言葉を中心にこの箇所が展開されていることにお気づきになったと思います。 仮庵祭において語られた主イエスの御言葉を聴いて、イエスを信じた多くの人の中には、ユダヤ人、即ち民の指導者である祭司、ファリサイ派の人々もいました。「イエスは、ご自分を信じたユダヤ人たち[…続きを読む]
光の中に立つ
2020年9月6日 出エジプト13:17~22、ヨハネ6:48 関 伸子牧師 ヨハネによる福音書第8章12節以下で主イエスがファリサイ派の人々に「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」と語られるのは、仮庵祭の終わりの日、この日にはエルサレム神殿で光の祭りが行われ、その強い光はエルサレムの町を明るく照らしたと言われています。 イエスが世の光であるということは、人間を照らす目に見える光以上のことがイエスにおいて起こり、人々に[…続きを読む]
イエスは命のパン
2020年8月30日 出エジプト16:1~12、ヨハネ福音書6:48~51 関 伸子牧師 今日の礼拝は、東京三教会合同主日礼拝を国立のぞみ教会を会場としてささげる予定でしたが、コロナ禍にあって集うことが難しいので、3教会が同じ式文を用いてそれぞれの教会で礼拝をささげています。わたしたちは、今年読み進めているヨハネによる福音書、第6章48節から51節、更に57節までを通して学びたいと思います。 みなさんは、いきなり次の聖書のみ言葉を聴いて、どうお感じにな[…続きを読む]
律法を実現するイエスのわざ
2020年8月16日 詩編146:1-10、ヨハネ福音書7:1~9 関 伸子牧師 ことばとしるしをもって、主イエスは世にご自分を示し続けられます。ガリラヤは、イエスが水をぶどう酒に変え、役人の息子をいやし、5,000人を養われた舞台です。ニコデモやサマリアの女という個人が相手の場合もありますけれども、ユダヤ人たちを相手にご自分を示される場合もある。ヨハネによる福音書第7章には仮庵祭が背景となり行われたイエスとユダヤ人たちとの論争のことが記されています。 […続きを読む]
すべての人を引き寄せる神
2020年8月9日 列王記上19:4~8、ヨハネ6:41~51 関 伸子牧師 ヨハネ福音書は冒頭の第1章1節から一貫してイエスの神性について論じられています。5,000人の群衆とパンを分かち合った後に、イエスは「いのちのパン」としてご自分を示されます。このいのちはイエスの言葉に従うことを要求する。群衆の中の何人かがイエスに反発します。第6章1節から40節に登場するのはガリラヤの群衆であってユダヤ人ではありません。しかし、41節で群衆がつぶやくとき、彼らは[…続きを読む]