福音の急所
2023年10月29日 詩編第90編13~17節、マタイによる福音書第22章34~46節 さがみ野教会 宮井 岳彦牧師 「あなたがたはメシアのことをどう思うか。誰の子だろうか。」 私たちは今主イエスの御前で、この御方を礼拝しています。その私たちに主ご自身が問うておられます。この問いを。日曜日の朝が来て、身支度をし、私たちが礼拝への道を上っていくのは、この主イエスの問の前に立つためです。「あなたがたはメシアのことをどう思うか。誰の子だろうか。」 ここで[…続きを読む]
良い社員ランキング
2023年10月22日 詩編78:1~8、ルカによる福音書19:11~27 篠﨑 千穂子_伝道師(めぐみ教会) 神学校に入学したばかりのとき、教師から、「たとえ話は難しい話を分かりやすく書いてある話ではありません。」と聞いたことがありました。このムナのたとえ話も、ちっとも分かりやすくはありません。私は子どもの頃、このムナのたとえ話を聞いたとき、「預金利息の素晴らしさを教えるたとえだ」と真剣に勘違いをしたことがあります。当たり前ですが、このたとえ話はそうい[…続きを読む]
喜びをもって歩む
2023年10月15日 創世記6:5~8、フィリピの信徒への手紙1:1~11 関 伸子牧師 今日はキリスト・イエスの使徒パウロがフィリピの教会にあて手紙をみなさんとご一緒に読みます。この手紙はパウロが牢獄から書いたものです。福音のため、キリスト信仰のゆえに捕らえられたのです。パウロは第二伝道旅行と第三伝道旅行の際、フィリピに渡りました。 みなさんは手紙を書く時、何から始めますか。時候のあいさつから始める人もいるでしょう。また自分の家族の状況、あるいは相[…続きを読む]
キリストにあって受け入れる
2023年10月1日 詩82:1~8、フィレモン1~25 関 伸子牧師 フィレモンへの手紙は、パウロの数多い手紙の中で、最も短いものです。宛先はフィレモンと彼の家の教会ですけれども、内容的にはフィレモン個人に対する要望を記したきわめて個人的な手紙です。しかも、その要望とは、オネシモという名のただ一人の人、しかも当時、人間としての権利も価値も全く認められなかった逃亡奴隷を主人に返すという、異例な出来事にあって、このキリスト・イエスの僕パウロが、どのように繊[…続きを読む]
この世にまさる宝
2023年10月1日 詩編73:21~28、ヤコブの手紙2:1~9 関 伸子牧師 ヤコブは、信仰上の「きょうだいたち」に何度も語りかけています。「私の兄弟たち、私たちの主、栄光のイエス・キリストへの信仰があるなら、分け隔てをしてはなりません。」(1節)これを直訳すると、「わたしの兄弟たち 分け隔ての中で 持つな 我々の主、栄光のイエス・キリストへの信仰を」となります。このような語順によって、貧富によって人を分け隔てすることが、イエス・キリストへの信仰と両[…続きを読む]