カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • 逆風で悩む中に

    2018年7月8日 マタイ14:22-33 国立のぞみ教会 唐澤 健太 牧師  イエス様に強いられて向こう岸に向かった弟子たちの舟はガリラヤ湖で逆風にさらされ、波に悩まされていました。弟子たちは以前にも同じように湖で嵐に遭遇したことがありました(マタイ8:23以下)。その時はイエス様が一緒に舟に乗っておられました。主が「風と湖とをお叱り」になって嵐を静めました。しかし、今回は主イエスは弟子たちと一緒に舟には乗っていません(23節)。山の登って祈っておられる[…続きを読む]

    ヤーウェの矢

    2018年6月10日 詩編64:1~11、エフェソの信徒への手紙6:10~18 濵崎 孝牧師  詩編64編の信仰の詩人は、「毒を含む言葉」(4節)の矢に悩まされた人です。以前、ある会社の上司が部下から訴えられました。厳しいノルマを課し、言わば「毒を含む言葉を矢としてつがえ」、それを部下の自宅にまで電話で「射かけ」、過酷な仕打ちに及んだからです。詩人の敵は、「見抜かれることはない」(6節)と見くびっていたようですが、裁判所に訴えた現代人には録音の手段があり、[…続きを読む]

    先立つ主に従う旅路

    2018年4月22日 出エジプト13:17-22、ヨハネ1:14、18 めぐみ教会 荒瀬 牧彦 牧師  意気揚々とエジプトを出国したイスラエルの人たち。しかし、すぐに「乳と蜜の流れる地」に入れたわけではありませんでした。そんなに長くかかるとは思わなかったでしょうが、結局40年を荒れ野で旅し続けたのです。神さまの力不足のために入る土地を用意するまでに手間取ってしまった、ということではありません。種々雑多な人たちの集まり、しかも自分勝手で移り気で不安定な人たち[…続きを読む]

    行き先も知らずに

    2018年2月25日 創世記12:1-9 国立のぞみ教会 唐澤健太牧師  99歳の時に、アブラム(偉大な父)からアブラハム(多くの民の父)と改名したアブラハムは、イスラエル民族の父であり、「信仰の父」とも言われる重要な人物だ。創世記12章には、その最初の物語、アブラムの旅立ちの物語が記されている。  前史がある。父親のテラがカルデアのウル(バビロン)を出発し、カナン地方を目指して出発する。ハランで父親はとどまり、そこで生涯を終える。  アブラムが75歳の時[…続きを読む]

    「今」を生きる

    2017年11月19日 イザヤ書53:1-6、12、ルカ22:35-38 荒瀬 正彦牧師  私たちはいろいろな意味で弱さを抱えています。またキリスト者として信仰的な弱さの問題を抱えています。「主よ、私の弱さからあなたに背いてしまいました」、そんな言葉を何度も心の中で呟く私たちです。信仰的な弱さには大まかに言って二通りあります。  一つは、信じようとしても信じ切れない弱さ。心のどこかで信じてはいるのだが、自分の弱さから信じ切れない、神様に委ね切れない。そうし[…続きを読む]