カンバーランド長老キリスト教会

東小金井教会説教

礼拝説教の要旨をご紹介しています

  • 〒184-0011

    東京都小金井市東町2-14-16

    0422-31-1279(電話・FAX)

  • イエスによってのぞみに生きる

    2023年3月19日 出エジプト記34:29~35、ルカによる福音書9:28~36 関 伸子牧師  今日のルカ福音書は「イエスの変貌」、あるいは「山上の変貌」と呼ばれてきた箇所です。直前で、ペトロがイエスは「神からのメシア」だと告白したとき、イエスは初めて受難と復活を予告して、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている」(22節)と語ります。これはフィリポ・カイザリアの地方においてのこ[…続きを読む]

    神の国はここに

    2023年3月5日 世記6:11~22、ルカによる福音書11:14~28 関 伸子牧師  弟子たちに祈りを教えた後、主イエスは一人の口の利けない人から悪霊を追い出しました。いわゆる「ベルゼブル論争」と名付けられている場面です。今、主イエスに出会ったのは、「口をきけなくする霊」(14節)です。「口の利けない」という表現は、「耳の聞こえない」と訳すこともできる語であり(ルカ7:22)、口や耳を不自由にするのは悪霊の仕業でした。うつ病や自閉症の人々に出会いますが[…続きを読む]

    望みをもって耐える

    2023年2月26日 申命記6:10~19、ルカによる福音書14:1~13 関 伸子牧師  主イエスがヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けると、鳩のような形をした聖霊がイエスの上に下ってきました。その聖霊に満たされてヨルダン川から帰って来ます。この聖霊は、メシアを敵の手から守り、その使命を全うさせるために与えられた力です。  その聖霊がイエスを荒れ野に導いたのは、そこで悪魔の試みを受けさせるためでした。荒れ野は石のごろごろした不毛の地帯であって、そこに住[…続きを読む]

    ここに道がある

    2023年2月12日 ヨブ記2:1~10、ルカによる福音書5:12~26 関 伸子牧師  今からおよそ20年前に東京三教会退修会で多摩全生園を訪問しました。みなさんもご存知のように東村山市にあるらい病(ハンセン病の旧称)の人たちが共同生活をしている場所です。そこで生活された森本美代治さん(カトリック信者)から証しを聞きました。実名で病むことを許されなかった病だった時代に、実名で『証言・日本人の過ち』(藤田真一編著)証しされている文章から、ひどい扱いを受けて[…続きを読む]

    神の言葉を聞いて育とう

    2023年2月5日 箴言3:1~8、ルカによる福音書8:4~15 関伸子牧師  イエスさまは日常生活の身近な事実、あるいは観察を素材として多くのたとえ話を語られました。数多くのたとえ話の中でも、最も代表的なものは「種蒔きのたとえ」です。ルカは神の種の蒔かれる土壌に四種類あることを告げます。土壌の一つ目は、道端。パレスチナの普通の土地は細長く分割されていました。分割された一つずつの土地の間は小道になっていて、そこは自由に通ことができました。種がこの小道の上に[…続きを読む]