すばらしい信仰に生きる
2023年5月14日 ダニエル書6:10~23、ルカによる福音書7:1~10 関 伸子牧師 弟子たちと民衆に神の愛や裁きに関する説教を説いてから、主イエスは、カフェルナウムにやって来ました(6:20~7:1)。その時、百人隊長の僕の病をいやす奇跡を行われました。 「ところで、ある百人隊長に重んじられている僕が、病気で死にかけていた。イエスのことを聞いた百人隊長は、ユダヤ人の長老たちを使いにやって、僕を助けに来てくださるように頼んだ」(2,3節)。平行箇[…続きを読む]
私たちの友、イエス
2023年5月7日 申命記7:6~11、ヨハネによる福音書15:11~17 関 伸子牧師 ヨハネ福音書第15章は、主イエスの弟子たちへの優しさに満ちています。「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である」という主イエスのメッセージを中核にして、「私は・・・・・・である」、「あなたがたは・・・・・・である」という主イエスの言葉によって、「私たちは誰であるのか」を明確に告げてくれる、私たちがどうしても聴かなければならない真理を告げる聖書の言葉です。ここで教えら[…続きを読む]
命を与えてくださるイエス
2023年4月30日 出エジプト記16:4~16、ヨハネによる福音書6:34~40 関 伸子牧師 ヨハネによる福音書第6章は、「イエスは命を与える」というテーマが、これから「しるし」を通して展開されます。主イエスが増して与えられたパンは、「朽ちる食べ物のためではなく・・・・・・永遠の命に至る食べ物」(27節)を信じさせるためでした。イエスが水の上を歩かれたのも、「私だ(エゴー・エイミー)」という言葉に示されているように、御自分がメシアであることを信じさせ[…続きを読む]
共に歩くイエス
2023年4月16日 列王記7:1~16、ルカによる福音書24:13~35 関 伸子牧師 どの福音書にも主イエスの復活の出来事が記されていますが、先ほどお読みしたエマオ途上での出来事は、ルカ福音書だけに記録されているキリスト者の記憶に深く刻まれる美しい物語です。レンブラントの絵画で人びとに知られる素朴な田舎家の食卓の光景、また、「日暮れてやみはせまり」(讃美歌21-218)も、共にこの出来事を主題とするものであって、絵画に、音楽に、私たちの魂にしみ入る深[…続きを読む]
墓の向こうに走り抜ける
2023年4月9日 創世記9:8~13、ルカによる福音書24:1~12 関 伸子牧師 Happy Easter! 主イエスは復活されました。そのことをルカ福音書は、「主イエスの遺体が見当たらなかった。そのため途方に暮れていると」(24:3)と、主イエスの遺体を見失うことから語り始めます。そのようにして描かれるルカの復活物語の基本線は、「途方に暮れている」という人間の深い困窮への福音です。 復活の前の日、女たちは「安息日には戒めに従って休んだ」とありま[…続きを読む]